早稲田大学入学センターに聞く! 進化し続けるWASEDAのいま。
- お役立ちコラム
- 2024.12.17
「早稲田大学のいま」を知りたい方へ――進化を続ける早稲田大学が提供する学びの場とサポート体制とは?今回は、全国の受験生と向き合ってきた入学センターの渡部さんに、受験生や保護者が知りたい最新の制度や「早稲田で学ぶ」ことの意義について伺いました。時代と共に進化するWASEDAをご紹介します。
お話しいただいた方
早稲田大学 教務部 入学センター
渡部 美紗さん
互いを認め合う居場所があるから挑戦できる
―― 改めて、早稲田大学が目指す人材育成について詳しく教えてください。
早稲田大学(以下、早稲田)では、「グローバルリーダーを育て、送り出す」ことをミッションとして掲げています。早稲田が育てたい「グローバルリーダー」は、必ずしも国際機関や国際企業で活躍する人だけを指すわけではありません。どのような場所・組織でも、世界の人々のことを常に視野に入れ、何らかの形で貢献しようと尽力したり、周りの人を支えたり、良い影響を与えられる人は、グローバルリーダーであると考えます。
そんなリーダーになるために早稲田が欠かすことができない力として考えるのが、「しなやかな感性」「たくましい知性」「響き合う理性」という3つの力です。すべての学生が、在学中にこれらの力を身につけてもらうことを目指しています。SDGsや多様性を重んじる今の時代にもマッチするものだと考えています。
―― カリキュラムなど、早稲田ならではの特徴などありますか。
早稲田には13学部があり、学部・学年を問わず学べる「全学オープン科目」は、2,400科目以上用意されています。また、最近注目されている「データ科学」に関しても、どの学部に所属していても学べるようなカリキュラムを準備しています。早稲田には多くの選択肢が学生に用意されていて、学びに興味を持ったときに、チャレンジしやすい環境や機会に溢れている点が特徴だと思います。
変化する学生像
―― 最近の早稲田生の特徴を教えてください。
早稲田には、「大学で何を得られるのか」を考えている学生が非常に多い印象です。もちろん、サークルや部活動を頑張っている人もいれば、アルバイトやインターンシップをいくつも行っている人もいますが、皆さん本当に時間の使い方が上手ですごいなと思います。
私の視点ではありますが、早稲田では、本人の“らしさ”を追求することができ、学生一人ひとりが抱いた夢を一気に加速させることができるように感じます。また、今の学生は、「東京の大学に行く」という漠然とした憧れ以上のことを考えている気がします。
――学生の時間の過ごし方にも変化があるとうかがいましたが。
例えば、以前は、まとまった時間を作るのが難しく、留学しにくいと言われていた理工系の学生も、「1コマ100分授業」が開始されたことにより、春休みと夏休みが長くなったので短期留学しやすくなりました。体験型の短期留学プログラムも増やしているので、大学のサービスを利用して海外に行く学生も増えています。
また、早稲田には海外だけでなく、国内で学ぶプログラムも多くあり、学生の中には、帰省した際に大学主催の地域のワークショップに参加する人もいます。直近では、石川県の災害復興支援ボランティアに参加した学生もいました。
卒業後は、起業する人も増えてきました。以前から多かったのですが、アントレプレナーシップセンターができたことで、在学中の起業支援が格段に充実され、より背中を押されるようになったのかもしれません。
街も早稲田の学生を包み込み、見守ってくれる
―― 早稲田の街の特徴について教えてください。
早稲田の街そのものも、学生にとって魅力のある場所だと思います。特に早稲田・戸山キャンパス付近は昔ながらのアパートや寮もたくさんあります。大学でも、ランチのスタンプラリーを行ったり、地域や卒業生組織(校友会)とともにお祭を開催したりして、街全体が大学とともにあるような場所になっています。オープンキャンパスでも、大学周辺で食べられる「ワセメシ」を紹介したこともありました。
早稲田は入学後4年間同じキャンパスで学ぶので、卒業してからも、自分が学生時代を過ごした場所として大切に思っている人がたくさんいます。大学の近くに住むと、なおさら特別な場所になりますよね。
―― 卒業生との関係も深いそうですね。
早稲田では、校友(卒業生)に対して卒業後10年目や20年目などの節目となる年に、ホームカミングデーという行事に招待しています。中には70歳・80歳になる方が遊びに来てくださることもあります。卒業生が、今のキャンパスや街並みと自分の思い出を重ね合わせ、懐かしがったり、皆と一緒に久しぶりに校歌を歌っている光景を見るとこちらまでウルッとしてしまうんです。同じ大学で学んだ人が集まるコミュニティーがあって、戻りたいときに戻ることができる、というのはとても幸せなことだなと思います。
「世界を変える」は、夢ではない。
―― 最近の受験生の傾向について教えてください。
最近の高校生は、SNSなどのネットで情報を得るのが上手で、大学選びにも活用している人が多い印象です。もちろん進路を選択する際に、親御さんや進路指導の先生と相談しながら決めるというのは昔から変わりません。
どんな選択をするにしても、一度は自分の地元以外にも目を向けて進路を考えてみることは大事だと思います。私たちも、そんな受験生がベストな選択をできるように、説明会などでさまざまな情報を届けたり、相談に乗ったりしています。もし、早稲田大学の進学を検討する際に、ハードルになっているのが家賃や学費の高さだとしたら、それをクリアできる制度があることをしっかり伝えることも私たちの役割です。
―― 進学を後押しするサポートなどはありますか?
例えば、早稲田は奨学金制度もとても充実しています。早稲田が用意している奨学金はすべて給付型なので、返済の必要がありませんし、ポジティブに頑張る人に届けられるよう、準備しています。そういった制度があることを知らずに、夢を諦めてしまう人がいたとしたら、すごくもったいないなと思います。
また、大学の周辺に、専用の学生寮「WID早稲田」などもあるので、お住まいを借りるのが不安な人にも安心してもらいたいです。早稲田の寮には、個性豊かな学生が集まっています。そのような環境で生活することでさまざまな価値観に触れられますし、多くの刺激を受けながら、しなやかな感性が育まれると思います。
進化を続ける早稲田に期待してほしい
ーー 最後に、受験生や保護者様へメッセージをお願いします。
早稲田は国内外から多様な個性やバックグラウンドをもつ学生や教員が集まり、お互いに認め合えるカルチャーを大切にしている大学です。時代に合わせて制度やサービスのブラッシュアップを図り進化し続けているので、早稲田出身の先生や親御さんが「早稲田はいい大学だったよ」と言ってくれているなら、当時よりもっと良い環境が整っていると期待してもらって良いと思います。
学生の意見も積極的に取り入れていて、スチューデントジョブなど、学生が主体的に大学運営に関われる機会も増えています。進化し続けている早稲田のことを、受験生にも保護者の皆さまにも、もっと知ってもらいたいです。早稲田は研究環境や教育体制が整っているだけでなく、今までには出会ったことのないような、あなたにとっての素敵な仲間をたくさんつくることもできます。「世界を変える」は、夢ではない。ぜひ、可能性に満ちた早稲田で、あなたの美しい夢への第一歩を踏み出してください。
ーー ありがとうございました。
早稲田大学用語説明
この記事で紹介された早稲田大学に関する用語について詳しくご紹介します。
アントレプレナーシップセンター
早稲田大学の学生や教員の起業活動を支援する組織です。2001年に発足し、現在では起業家教育や事業化支援、専門家によるコンサルティングなどを提供。法人登記が可能な事業拠点やネットワーキングの機会も提供し、イノベーションを生み出す人材を育成しています。
▶︎早稲田大学 アントレプレナーシップセンター
卒業生組織(早稲田大学 校友会)
早稲田大学の卒業生を中心に構成される組織で、校友同士や母校とのつながりを深めることを目的としています。国内外に数多くの支部を持ち、多様な交流イベントやネットワーキングの機会を提供。早稲田大学との関係を生涯にわたって築ける場として、多くの卒業生に親しまれています。
▶︎早稲田大学 校友会
ワセメシ
早稲田大学周辺で楽しめる食事や、早稲田大学に根付いた食文化のことを指します。大学周辺には数多くの飲食店があり、学生向けのメニューや割引を提供するお店、さらには長年早稲田生に愛され続けている名店も存在します。
▶︎私のワセメシ – 早稲田ウィークリー
スチューデントジョブ
学生が大学内で有償の業務に従事し、キャリア形成を支援する制度。ティーチング・アシスタント(TA)や事務スタッフなどが含まれ、学生が専門性や独自の視点を活かして貢献し、教育・研究活動を充実させることを目指しています。学内勤務のため、移動時間や交通費がかからず、授業の合間に効率よく働けるのも利点です。
▶︎早稲田大学 学生参画・ジョブセンター
全学オープン科目
早稲田大学の全学生が履修できる特別な科目群で、2,400以上の多様な講義を提供。学部・学年を問わず興味を広げる学びの場として活用されています。
▶︎科目登録ガイド(学部生向け) – 早稲田大学 グローバルエデュケーションセンター
データ科学教育プログラム
全学部の学生が学べるように設計されたプログラムで、データ分析やAIなど、現代の課題に対応するスキルを育成します。
▶︎カリキュラム – 早稲田大学 データ科学センター
短期留学プログラム
春休みや夏休みを活用し、短期間で海外や国内の多様な学びを体験できるプログラム。国際的な視野を広げる機会を提供します。
▶︎短期留学プログラム(語学研修:留学センター主催) – 早稲田大学 留学センター
ホームカミングデー
卒業後10年目や20年目などの節目に開催されるイベント。卒業生が母校に戻り、当時の仲間や大学との絆を深める機会となっています。
▶︎早稲田大学 ホームカミングデー
WID [WASEDA INTERNATIONAL DORMITORY]
多国籍で多様な背景を持つ学生が生活する早稲田大学専用の学生寮シリーズ「WID(WASEDA INTERNATIONAL DORMITORY)」。WASEDA RA在住で食事付き・常駐管理・家具付き居室・充実した共用設備が揃った初めての一人暮らしにぴったりな住まいです。
▶︎WIDはじめての方へ
取材・撮影:西泰宏 文:白根理恵 イラスト:aya
WID+DORMYが
はじめてに選ばれる理由
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POINT.01朝夕の手作りご飯&
高いセキュリティ -
POINT.02すぐにスタートできる
家具付き個室 -
POINT.03年齢も国も学部も
超えたコミュニティ
様々なサポート制度を
ご用意しています
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就学支援プログラム
お申し込みから契約まで
すべてご自宅で完結します。 -
定額払いでのお支払い
初期費用を含めて月々
3・5・7
万円ずつの分割払い、
分割手数料
実質0円、
保証金免除。 -
お申し込みサポート
早稲田大学担当者が質問に
お答えします。 -
住み替え制度
マンションへの住み替えも
スムーズです