
色んな国の人がいて、様々な言語が飛び交っている。 (早稲田大学法学部Eさん)
- 先輩インタビュー
- 2023.08.08
二つの文化を胸に、一人の学生が早稲田のWID寮で出会った多様性と友情。RAの役割、折り紙を通じた交流、共同学習の喜びなど、寮生活の中で経験した多岐に渡るエピソード。多文化共生がどのように個人とコミュニティに影響を与えるのか、彼女の視点から探ります。
色んな国の人がいて、様々な言語が飛び交っている。 早稲田のポータルサイトで特集を見て、RAって何だろう?ってところから興味を持ち始めて。寮のレジデンス・アシスタントなんだって知って初めて、WIDの存在を認識したんです。三年から入寮したんですが、それまでは埼玉県の実家から約二時間かけて通ってました。法学部なので、六法全書とかを買わされるんですけど、その重い荷物を抱えて、一限に間に合うように朝の満員電車に乗るのがしんどくて……。二年生の春から、コロナで授業が全部オンラインに変わったんですけど、ずっと実家のリビングで家族と顔を合わせていると喧嘩が増えるんですよね。実家を出たいって思ってた時に、そのポータルサイトを見て、寮って楽しそうだなって。
コンプレックスも含めて自分の個性なんだ
元々、母が留学生として早稲田に通っていて、そこでお父さんと出会ったんです。うちの家にとって早稲田の存在は大きいですね。母も法学部だったので同じ学部に入りました。家ではずっとロシア語を使っていて、生活習慣もロシア的なんですけど、外に出た時に「あれ、これでいいのかな」って不安に思うことがずっとストレスで。だけどWIDでは色んな国の人がいて様々な言語が飛び交ってるから、そんな不安を感じることもなくなりました。すごく人見知りだったんですけど、寮生はみんないい人だしRAで鍛えられましたね。RAの先輩ですごく明るい人がいるんですけど、自分の苦手なものを隠さず大っぴらにしているのがすごいなあ、と。コンプレックスも含めて自分の個性なんだ、って勇気づけられました。
折り紙をきっかけに交流が生まれた
最近、ハマっているのは折り紙です。元々、留学生の子たちのウェルカムパーティーでプレゼントするために折ってたんですけど、ラウンジで折ってると「それ何?」って話しかけてくれる人たちが何人かいて。折り紙をきっかけに交流が生まれたんですよね。あとオンライン授業って、ただ聞いてるだけだと集中できないことがあるんですけど、折りながらだと集中できる。ツールとしても使えるなって思います。あとは学習塾のバイトをやっているんですけど、子どもたちが、学校であったこととかを話してくれるのがすごく楽しくて。その中にめちゃくちゃ勉強できる子がいるんですけど「どうやって勉強してるの?」って逆に聞いたりもします(笑)。
ラウンジで勉強している友人の姿を見て
寮の友達でFP(ファイナンシャルプランナー)とか会計士の勉強をしてる子がいるんですけど、ラウンジでその子が勉強してる姿を見ると私も頑張ろうって思えますね。早稲田は色んな科目が取れるんですけど、オープン科目じゃない専門的なものでも先生に言えば聴講させてくれるんです。私は大学院への進学が決まっていて、あと二年間、早稲田にいることができるので法律以外の勉強もしたいなって思っています。起業のことやボランティア、国際平和活動など……興味のあることが多すぎて、選ぶのが大変ですね。
(写真・白浜哲/文・大池容子/取材・西泰宏)
WID+DORMYが
はじめてに選ばれる理由
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POINT.01朝夕の手作りご飯&
高いセキュリティ -
POINT.02すぐにスタートできる
家具付き個室 -
POINT.03年齢も国も学部も
超えたコミュニティ
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